みんなの憧れ!モルディブの水中レストラン5軒を比較してみよう

水中レストラン世界一との呼び声も高いモルディブの海。

その景色を楽しみながら美食が頂ける『水中レストラン』は、メディアでもよく取り上げられる絶景レストランです。

現在(2018.10.)、モルディブにある水中レストランは5軒。いずれも海底5〜6mに作られ、外界の音や環境から完全にシャットアウトされた別世界の美しさに圧倒されます。

今回は、その水中レストラン5軒についての特集です。

※掲載した情報は閲覧時期によって変更になっていることもあるかもしれません。大切な情報は、ホテルや旅行会社に再確認をお願い致します。

モルディブの水中レストラン5軒

一言で『水中レストラン』と言っても、それぞれに個性があります。建物自体もドーム型か否かで雰囲気が変わりますし、頂ける食事や飲み物についてもそれぞれにこだわりがあります。

その違いに注目しながら、モルディブの水中レストラン5軒を見てみましょう。

一番有名!コンラッド

イターでの挙式日本のTVや雑誌を含め、多くのメディアが取り上げてきた“モルディブ初の水中レストラン”がコンラッドの『イター』。

視界を遮るものがないドーム型の天井が美しく、ウエディングなどで利用する人も多い人気レストランだ。

営業時間は、ランチ(12:00〜14:30)とディナー(19:00〜22:00)。その他も、ウエディングなどリクエストに応じて利用することができるので、旅行会社やホテルに相談してみるのが◎。

ランチコースUS$195〜、ディナーコースUS $320〜、その他の特別アレンジ料金は応相談。特別な時間に最適なレストランだ。

イター
(1枚目から、広大なラグーンも美しいホテル/180度遮るものがないドーム型)

一番広い!フラワリ

フラワリ水中レストラン2016年12月にオープンした水中レストラン『5.8 アンダーシー・レストラン』。

モルディブの水中レストランとしては最大の広さとは言え、席数は20(テーブル10)のみ。特別感と高級感に溢れている。

営業時間は、ランチ(12:30〜)とディナー(18:15〜、21:15〜)。フラワリは16歳以上のゲストしか宿泊できない大人オンリー(子供の宿泊不可)のリゾートである上に、予約時間も整然としているためか、非常に落ち着いた雰囲気がある。

ランチコースUS$150〜、ディナーコースUS $280〜。特別アレンジも応相談。“見渡す限り青色の世界”を楽しもう。

フラワリ全景 フラワリ水中レストラン
(1枚目から、良質なサンゴ礁に囲まれたホテル/180度遮るものがないドーム型で、ブルーを活かした食器や内装も美しい)

宿泊でお得!オーゼン

オゼン日本人にも人気のオールインクルーシブリゾート内の水中レストラン『M6m』。

「4泊以上の滞在で、『M6m』でのランチまたはディナーが1回無料」というサービスが人気だ。

営業時間は、ランチ(12:30〜15:00)とディナー(18:30〜22:00)。海の景色が見やすいように配置されたソファ席に座って、新鮮なシーフード料理が頂ける。

無料ランチ/ディナー以外で滞在客が利用の場合(4泊以下や4泊以上だが2回以上利用したい場合)は、ランチ/ディナーコース共にUS$234.08(オールインクルーシブプラン内の飲み物込)。宿泊客以外の利用の場合には、ヴェラナ国際空港からの送迎付のランチ/ディナーコースがUS$369.60で、飲み物代は別料金となる。

オゼンM6m オゼンM6m
(1枚目から、ソファでゆったり過ごせる/地元産のシーフードを贅沢に使用した料理も多い)

バー環礁の海!アナンタラ・キハバー

ソムリエ『ユネスコエコパーク』のバー(バア)環礁の海中にあるレストラン『シー(Sea)』。

その恵まれた環境の中で、セレブからの評価も高いアナンタラの美食が頂けるという“夢のような場所”だ。

営業時間は、ランチ(12:00〜14:00)とディナー(18:30〜22:30)だけでなく、日曜限定で朝食も頂ける。ソムリエが常駐する『水中ワインセラー』もあるので、その日の雰囲気や気分、料理にピッタリの一本を選んでもらうこともできる。

朝食US$200〜、ランチコースUS$275〜、ディナーコースUS $295〜。海にも食にも徹底的にこだわりたい人にオススメだ。

シー内観 シーの料理
(1枚目から、色とりどりの魚が舞うバー環礁の海/美食で名高いアナンタラの美しい一皿)

『ユネスコエコパーク』とは?

世界中の自然や文化の守り手として知られる国連機関『ユネスコ』。世界遺産に関する活動以外にも、様々な形で世界中の自然・文化を守っています。

ユネスコエコパーク』も、その活動の1つ。地元の発展を応援しつつ、貴重な生態系を守ることを目的に選ばれたユネスコの指定保護区です。

一昔前は、“自然保護”と言うと

「貴重な自然地区に入るな!触れるな!」

と、自然破壊の元凶である人間社会との隔絶を前提にしていました。しかし、それでは、そこに住む人々などの生活にはデメリットのみ。結局は、密漁など、より悪質な形で自然破壊が続いてしまう例もありました。

そこから、保護対象となる自然の価値を地元民に教育しつつ、しかも、それを守ることが観光等の発展による長期的な利益に繋がることを啓蒙することにより、人間社会と自然の両方にとってサステイナブル(持続可能)な自然保護を目指すという考え方が生まれました。

『ユネスコエコパーク』には、そのような“人間と自然のサステイナブルな共生”を目指す地域が登録されています。

その価値は、同じくユネスコエコパークの『屋久島』を思い浮かべると、わかりやすいかもしれませんが;

「ユネスコに登録」というコピーで、観光客が集まる。

観光業の利益に繋がる。

登録を外されないよう、地元が観光保護に努める。

という良循環が世界中で生まれています。

同時に、訪れる観光客が、ユネスコに登録された理由を学び、その自然の価値や保護の必要性を学んで帰ってくれることがあるのもメリット。旅を通じて、環境保護への意識を持ち帰ってくれる(今後、取り組んでくれるかもしれない)という希望が広がります。

バー(バア)環礁は地域全体が『ユネスコエコパーク』に登録されており、5〜11月頃にマンタの大群やジンベイザメが訪れる『ハニファル・ベイ(Hanifaru Bay)』はモルディブで最も有名な観光名所の1つに育ちました(詳細は『モルディブ観光の基本情報+オススメ』参照)。

地元には「バー(バア)環礁を観光ブランドとして育てよう」という機運も盛り上がっています。

『ユネスコエコパーク』のような保護区を訪れることも、私たち観光客ができる“一番身近な環境保護”の1つです。ぜひ、より多くの場所を訪れ、世界の自然保護の一助になりましょう。

バーとして楽しむ!ニヤマ

サブシックス内観通常営業のランチ以外にも多彩な楽しみ方ができる『サブ・シックス』。

オープン当初は“世界初の水中クラブラウンジ”として話題だったこともあり、シャンパンやカクテルなども豊富だ。

天井を覆うシャンデリアの美しさが特徴的で、まるで『サンゴの洞窟』にいるような幻想的な雰囲気が魅力的。

営業時間は、ランチ(12:00〜14:30)の他、水土限定のパーティ(21:15〜)など。その他もリクエストに応じて、朝食やディナー、貸切パーティなどの特別アレンジも可能

ランチコースUS$200〜。お酒中心に楽しみたい人や、こだわりのアレンジをしたい人のベストチョイスである。

ニヤマ全景 サブシックスの料理
(1枚目から、遠浅の海が広がるフォトジェニックな島/お酒と共に気の利いた一皿を頂きたい場所)

 

水中レストランの楽しみ方

水中レストランを楽しみにモルディブを訪れる場合、ぜひ知っておきたいポイントが3点あります。

レストランは宿泊客が優先

他のホテルに宿泊しているゲストを受け入れてくれるレストランもありますが、ホテルの方針や時期などによって断られることもあります。

なので、水中レストランで食事をしたいなら、そのレストランがあるホテルに泊まる方が確実

また、他のホテルからの訪問を受け入れてくれる場合も、目的のレストランへは船や飛行機での移動が必須。それなりにお金がかかることは頭に入れておきましょう。

早めのレストラン予約が◎

席数が限られている上に、人気も高い水中レストラン。すぐに満席になってしまいます

なので、できるだけ早めの予約が◎。ホテルの宿泊予約をする時に、レストランの予約もリクエストしておくのが理想的です。

適度なオシャレが必須

水中レストランは、いずれも「ファインダイニング(高級レストラン)」。なので、ドレスコードも『スマートカジュアル』以上が基本です。

スマートカジュアルとは?

スマートカジュアル=フォーマル過ぎないキレイめの服装”のこと。

「デニムやショートパンツ、TシャツなどはNGだが、こぎれいな服装であれば概ねOK!」

という、ゆるめのドレスコードです。

男性であれば、襟付きシャツ+膝丈より長めのパンツでOK。ラグビーシャツのようなカジュアル過ぎるデザインでなければ、ポロシャツなどでも構いません。

女性はさらに自由ですが、迷うようならワンピースが楽。ロング丈のノースリーブワンピースに、寒さ避けのショールか軽い羽織りものを持参すると、雰囲気に合ったオシャレ+快適さが両立できるでしょう(好みに応じて、ツーピースでもロング袖でもショート丈でもパンツでも、もちろん構いません)。

「そんな服持っていない…」という場合は、男性も女性も春〜夏場にファストファッションのお店を覘いてみると、ちょうど良いデザインの服が、安い価格で手に入りますよ。

※個人的には『FOREVER 21』をよく利用します。夏前になると、服からアクセサリー、水着、サンダルまで『リゾートっぽさ満点!』なアイテムが大量に登場するので、お得にトレンド感を取り入れられます。
FOREVER 21 Japan
ちなみに、

「(スマートカジュアルよりも)もっとドレスアップしたい!」

という方は、それもOK。時折ではありますが、素敵なイブニングドレスの女性とドレスシャツの男性などを見かけることもあります。

よほどのコード違反でなければ入店を断られることはありませんので、あまり堅苦しく考える必要はゼロ。リラックス感のある、こぎれいなリゾートスタイルで大丈夫です。

水中レストランには、他のお客さんも適度にオシャレをして食事に来ます。レストランの雰囲気を保つためのルールですので、合わせておいた方が自分も居心地が良いでしょう。

 

まとめ

好みや予算に合わせて選べるモルディブの水中レストラン。“憧れ”で終わらせずに済む『手の届く贅沢』かもしれません。

また、様々なサプライズの演出の要望にも応えてくれるレストランも多いので、記念日のディナーなどには最適。必ず想い出に残る食事となるでしょう。

ターコイズブルーの海に、珊瑚の森と魚たちを眺めながら、旅のハイライトとしてもふさわしい特別な食事を楽しみましょう。

LINEで送る
Pocket

コメントは受け付けていません。